あっという間に11月。秋も徐々に深まり、2021年も残すところ2ヶ月弱となりました。
これから冬に向かうにつれ、寒くなることで身体を動かす機会が減る方が多いと思いますので、
今回は、今懸念されている筋力低下についてお伝えしておきたいと思います。
筋肉は物理的に身体を動かすだけでなく、様々なホルモンの分泌も行っており健康維持に
欠かすことができません。また、生命活動のエネルギーを作ってくれる発電所ミトコンドリアも
たくさんありますので、ご自身の未来のために、動きが鈍くなる冬だからこそ、筋力アップや
維持に意識を向けていただけたらと思います。
◾️外出自粛で筋力低下に拍車
外出自粛で身体を動かす機会が減り、筋力低下を感じている人は少なくありません。最近ちょっと階段がキツくなったな、なんて感じていませんか?
私たちの身体は、筋力にしても生理機能にしても、20代がピークと言われ、筋肉量については30代から平均年1%ずつ低下していくと言われています。その中で最初に落ちていくのが脚、続いて腕、最後に体幹部となります。年齢で筋肉量や筋力が低下することに加え、活動量が減ったり、活動範囲が狭くなることもその要因と考えられます。コロナ禍で、多くの方が余儀なくされた外出自粛はそこに拍車をかけているのです。
◾️筋力低下で困ること
筋力が低下すると、
✔️歩くスピードが遅くなる
✔️階段がきつくなる
✔️疲れやすくなる
✔️筋肉から分泌されるホルモン量の低下による健康や老化スピードへの影響
などが懸念されます。
コロナ禍の外出自粛でこれらのことが前倒しで私たちを襲う可能性がとても高いのが現在の状況です。
◾️まずは無理せず取り入れられることから
そこでお勧めしたいのが『スクワット』なのですが、今回は、わざわざ時間を
取らなくても良い方法をご紹介します。
それは、”座りだけスクワット”
毎日の生活の中で座るタイミングはたくさんあります。その時だけ、スクワットの
基本姿勢でゆっくり腰を下ろすだけです。そうすると、1日に10回は簡単に行えますし、
わざわざ時間をとる必要がないので、継続しやすいのです。
これを続けて2週間ほどで、階段が楽になった!という声も聞いていますので、筋力
低下が気になる方はぜひお試しください^^
【”座りだけスクワット”のポイント】
① 背筋をのばす
② お尻を後ろに突き出すようにしながら、できるだけゆっくり腰を下ろす
③ 膝と爪先の向きを揃える
★腰掛ける動作時に行うので、わざわざ時間確保しなくてもOK!