前回、前々回と、産総研の安藤先生に、新型コロナの影響で心配されている
「コロナ太り」について、運動面、食事面から大切なポイントを伺いま
した。その時にお話しくださったことの中に、誌面の都合上お伝えできなかったことがあります。安藤先生からぜひみなさまに伝えてほしい、とお話しださったことがありますので、今回はそちらをお伝えしたいと思います。
それは「柔軟性」についてです。
◾️体幹の柔軟性で動脈硬化を予測?!
例えば、右側のイラスト①〜③のチェックをしてみてください。
どれもちゃんとできましたか?
特に、①のイラストのように、脚を伸ばして座れない方は、もしかしたら、
血管が硬くなっているかも?!
その根拠となる論文を、安藤先生が紹介してくださいました。
その論文では、体幹の柔軟性低下が動脈硬化の予測因子となり
得る、と報告しています。
(参照:Kenta Yamamoto et.al.Poor trunk flexibility isassociated with arterial stiffening”)
◾️歩きながら柔軟性を維持しよう!
柔軟性を高めるには、もちろん、日々のストレッチをするのが
お勧めです。
そして、もう一つ、安藤先生がぜひ伝えてほしいとおっしゃって
いたのが、歩くときの歩幅です。
小股のチョコチョコ歩きは、筋肉の伸び縮みが少ないため、気付かないうちに柔軟性はどんどん低下していきます。
ところが反対に、歩幅を広くすることで筋肉の伸縮の幅が増えるのです。わざわざ時間をとってストレッチをする時間がない方は、まずは歩くときのほはばを意識してみてはいかがでしょう。
その時には【天然のコルセット】を意識することをお忘れなく(^^)b
歩き方のポイントは次回、復習していきます。
それまでは左図のポイントを参考に、歯磨きタイムの天然のコル
セットの練習をしてみてください^^