今、みなさんが一番関心が高いのが、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ではないでしょうか。
不要不急の外出を控える、イベント中止や人が多く集まるテーマ
パーク等の臨時休園、また、小中高校の春休みまでの臨時休校と
刻々と状況が変わって行きます。
その情報は、TVやラジオ、新聞等の大手マスコミからだけでなく、
個人の動画・ブログ・SNSなど様々に溢れていて、不安や心配を
掻き立てられている方も多いと思います。
例えば、マスク。
マスクは人にうつさないためには役に立っても、空気中に漂って
いるウイルスは粒子が小さくマスクを通過してしまうため、自分
を守るためには意味がない、という情報があります。
繊細な方は、この情報で、マスクをしていても不安や心配が頭をよ
ぎるようになり、次第に喉に違和感を感じたり咳が出てきたり><
さらに不安が募ります。
そうこうしているうちに、本当に体調を崩してしまうことも。
私も最近似たような事がありました(いえ、決して私が繊細だと
言っているわけではありません^^;)。
外出してから、いつもカバンに入れているマスクがないことに気付き
ました。電車に乗ったら、、、マスクをしている人だらけの車内、
その中にマスクなしで咳をしている人、、、
そうしたら、帰りに何だかちょっと咳が出るような^^;
みなさんにもそんな経験、ないですか?
私の場合、こんな時はうがいか漢方薬ですぐ治るので、持ち歩いているものをさっと飲んで、無事に回避^^
こういう時は繊細な人よりも、鈍感な人の方が強いように思います(笑)
「マスクをしていれば安心」とか、「漢方薬を飲めば大丈夫」(私)って単純に思い込めている人は、同じように
ネガティブな情報によるストレスに晒されていても、それは大したストレスにはならず、免疫力を下げるまでに至りにくい。
※ここは、自信過剰や自己中心的な判断とは異なる意味で書いています。
けれど、反対に、
マスクしたけど、薬飲んだけど、これで本当に大丈夫なのかな?これではまだ足りないんじゃないかな?
って果てしなく心配してしまう人は、その心配がストレスとなり免疫力が下がりやすくなる。
なぜかというと、【本人にとって強すぎるストレス】は自律神経系、内分泌系、免疫系による恒常性(体内環境を一定に保とうとするシステム)のバランスを崩してしまうから。
バランスが崩れると、本来働くべき機能が動作しなくなってしまいます。
※【本人にとって強すぎるストレス】としたのは、同じ出来事でもそれをストレスと感じ
る人感じない人がいるから。これが【ストレス耐性】の違いです。
今回のタイトルにある『鈍感力』は、ストレス耐性を高める能力の1つで、免疫力低下を防ぐ力を秘めていると言えそうです^^
では、この『鈍感力』を鍛えるにはどうしたら良いのでしょうか?
おすすめなのは、フォーカスする対象を変えてみることです。
今意識が向いているもの(自分自身)よりも、その一つ先(相手)、またその一つ先(社会)と少しずつ視線を上げてみる。
繊細になり過ぎるのは、自分や自分の分身のように考える人にフォーカスを当て過ぎているから。
「木を見て森を見ず」の状態になってしまうのです。そうなるとバランスが崩れやすくなります。
でもこのフォーカスする対象を変えるのって、一人ではなかなか難しいのですよね。
だから、周りの人の力を借りましょう^^
環境の力を借りることはとても有効です。
自分へのフォーカスから視線を上げさせてくれる環境。
自分の周り以外の世界を見せてくれる環境。
その環境はみなさんの周りにあり、手を伸ばせば見つかります。
まずは一歩。今いるテリトリーから足を踏み出すことです^^
もしそれが直ぐに見つかりそうになければ、もう一つ、
今すぐに、一人でもできることをご紹介します。
それは、これまで書いて来た通り、「視線を上げる」ことです。
正確には、背筋を伸ばして姿勢をよくすること。
それだけで、
✔️自己肯定感が高まる
✔️ネガティブな気分を減らし、ポジティブな気分を高める
✔️発話速度が向上する
✔️セルフフォーカスが低下する
などの効果があるという報告があります^^
https://psycnet.apa.org/record/2014-37739-001
ストレス耐性を根本から高めるには、やはり「食事」「運動」「睡眠」の改善が重要かつ必須。
これも、未来のリスク回避のために、今日から積み重ねていけることですが、これはまたの機会に。
まずは
*フォーカスする対象を変える
*背筋を伸ばして姿勢をよくする
この2つで『鈍感力』育成にチャレンジしてみてください^^